命の危機
突然ですが、皆さんは命の危機に合われたことはありますか？ スポーツ中だったり、車を運転中だったり、 所謂、「走馬灯がはしる」という瞬間が 人生の中で数回はあると思います。 今年はそんな機会に遭遇した事例を紹介したいと思います。
ある日の朝
いつものように百姓をしていたとき、
３枚ある小さな畑をトラクターで耕していたとき
３枚目をの最後の往復をしようとして
あわやトラクターをひっくり返してしまいそうになりました。
上の写真は事故直後の写真ではなく
その後知り合いの人に助けてもらって
引き揚げてもらってる途中の写真です。
事故当時はそんな余裕は全くなかったので
写真は撮れません。
どんな感じだったかを上の写真を使って再現してみると
こんな感じになります。
事故の経緯
作業の終盤、バックしながらどこから耕し始めようかと思っていたとき 畑の端から1メートル手前のところでトラクターが後ろに傾き、 危ないと思ったんで、ブレーキをかけてギアを前進に入れて動き出しました。 その日は前日に軽く雨が降った日だったので土が水分をいつもより多く含んでいて 土がたくさんくっついたロータリーが重いせいで まっすぐ前に進むんじゃなくて若干右に進み始め、 右の前タイヤも端から落ちるという事態となりました。 この時点でハンドルを左に切っても車体が右斜め前に傾いてるので 回復は不可能となりました。
農作業中の事故
日本全体でどれくらいの人が農作業中に事故にあっているのか 農林水産省が公開しているデータがあります。 www.maff.go.jp
| 平成27 | 平成28 | 平成29 | |
|---|---|---|---|
| 死亡者数 | 338 | 312 | 304 |
| 農業機械作業に係る事故 | 205 | 217 | 211 |
| 乗用型トラクター | 101 | 87 | 92 |
データから分かるように農作業中の死亡事故の3分の１が 乗用型トラクターであることがわかります。 自分の周りでも、事故して肋骨折ったり トラクターを潰したりと色々話を聞いていましたが、 実際自分がこんな形で事故を起こすとは思ってもいなく、 正直驚きました。
皆さんも農作業中の事故にはお気をつけください。 ご安全に！
